産業保健師の全体の人数と、各企業の人数

保健師の中でも最近増加傾向にある産業保健師ですが、その人数はまだ少ないのが現状です。少し前のデータにはなりますが、平成20年に保健師として仕事をしている方は43000人となっており、その中の約8%にあたる3500人が産業保健師として働いているというデータがあります。

ですが、平成20年から24年にかけて、保健師の資格を取得する方は5000人増えている事からも、今後も産業保健師は増加していく事が予想されています。

また、最近の社会情勢も大きく関係しています。ブラック企業などという言葉も聞かれるようになり、企業の労働環境が大きく問われる時代になってきています。

これまでは暗黙の了解で見逃されてきたサービス残業や、極度にストレスがかかる環境の職場などは、インターネットが普及した事により、問題として表面化しやすくなっています。企業はそのため、対策として従業員のメンタルヘルスや体調管理に力を入れており、保健師の活躍の場が広がっています。

産業保健師の各職場の人数は、基本的には各企業に一人という所が現状では多くなっています。中小規模の企業では基本的には一人の所がほとんどで、従業員全員の健康管理や健康診断の実施なども一人で運営をしていく事になります。

そのため、仕事量も多くはなりますが、従業員が多い所は2名ないしは3名、大企業になるとそれ以上の保健師を配置するなどの配慮がされている事が多いです。特に保健師は女性が担当する事が多いため、あまり極度な業務量は体力的にも負担がかかり過ぎてしまいます。

そのため配慮されている職場は多く、比較的働きやすい職場は多いと言えるでしょう。産業保健師は保健師の資格を持っている方で転職を考えている方の中でも注目度の高い職種ですが、それにはこうした働きやすさも面も関係しています。

企業の数に対して、入れる保健師の人数はそこまで多くはないので、検討している方は早めに行動していきましょう。

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